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木造伝閻魔天倚像・木造伝倶生神坐像


■もくぞうでんえんまてんいぞう・もくぞうでんぐしょうしんざぞう

■県指定有形文化財 彫刻  昭和52年(1977年)3月31日指定

■時代:鎌倉時代後期

■所在地:新潟県東蒲原郡阿賀町平堀  平堀地蔵尊内


 津川地区平堀集落の平堀地蔵尊内には、本尊の地蔵菩薩の脇仏として、右側に閻魔天倚像、左側に倶生神坐像が安置されています。

 両仏とも鎌倉時代後期の作と伝えられ、桂材でできています。

 閻魔天倚像は地獄・冥界の主神。高さ73cm、冠をかぶり、倚台に腰をかけ、かっと口を開いて大目玉で睨みつけ、地元では「ジジ」と呼ばれています。

  一方の倶生神坐像は人の一生の善悪を常に記録し、死後その行いを閻魔王に報告する神。高さ85cm、立膝で口を引き締め、目を見はり、地元では「ババ」と呼ばれています。