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阿賀町の文化財

阿賀町のある阿賀野川と常浪川が合流するは地域は、地勢上会津と越後を結ぶ要衝として古くから重要な役割を担ってきました。縄文時代草創期から現代に至るまでその証拠となり、脈々と受け継がれてきたさまざまな特色ある文化財が数多く残っています。国指定等文化財は7件、県指定文化財は10件、町指定文化財は15件となります。


■国指定の文化財

平等寺薬師堂    重要文化財建造物)

1517年に僧永源の勧進により再興されたと伝えられ、室町時代の特色ある建築様式で木造建築としては県内最古のものの一つ。堂内の柱や壁板に会津芦名家の将兵たちの墨書など落書きが残る。


護徳寺観音堂   重要文化財建造物)

1557年建立。室町時代の建築様式。堂内の柱や壁板には戦国の世に旅した人々の落書や、1589年に滅亡した芦名氏武将33名の墨書びっしりと書き記されている。本尊の聖観世音菩薩像は秘仏となっている。



五十嵐家住宅   重要文化財建造物)

阿賀野川の支流の一つ実川沿いの山合いにある山村農家。主屋(1759建築)、上手蔵(1847建築)、下手蔵(1924建築)からなる。蔵に農機具・民具を数多く収蔵。

多くの文人墨客が訪れ作品を残している。


室谷洞窟   国指定史跡

洞窟の規模は高さ約3m、幅約7m、奥行8m。昭和35~37年(1960~1962)の発掘調査により、縄文時代「草創期」の土器群や、石器群、埋葬人骨が出土。出土品は重要文化財に指定されている。



小瀬ヶ沢洞窟   国指定史跡

洞窟の規模は入口幅約1.5m、奥行約7m。昭和33~34年(1958~1959)の発掘調査により、縄文時代「草創期」の土器群や、石器群、夥しい数の剥片が出土。出土品は重要文化財に指定されている。


極楽寺の野中ザクラ   国指定天然記念物

極楽寺の境内に咲く野中桜。濃紅大輪の花で野生のベニヤマザクラ(オオヤマザクラ)が変形したもの花は径約6cm、花序ごとに2個から3個の花をつける。開花は早い年で4月中旬から始まる。



将軍スギ   国指定天然記念物

樹齢は推定で1,400年、幹周19.31m、樹高38m。屋久島の縄文杉(16.1m)を上回る日本一の巨木。 「将軍スギ」という名は陸奥鎮守府将軍 平維茂にちなむ。平等寺は平維茂が建立したと言われている。




■県指定の文化財

長楽寺観音堂  県指定有形文化財 建造物

江戸初期の万治2年(1659年)、大江忠兵衛を願主として長落院と呼ばれていた尼寺跡に観音堂を建て替えた。禅宗様のお堂で、会津三間堂の変遷を示す貴重なものとも評価される。今でも深く信仰される。


木造伝閻魔天倚像・木造伝倶生神坐像

県指定有形文化財 彫刻

津川地区平堀地蔵尊には、本尊の地蔵菩薩の脇仏として、右側に閻魔天倚像、左側に倶生神坐像が安置されています。それぞれ「ババ」「ジジ」と呼ばれている。



木造地蔵菩薩坐像  県指定有形文化財 彫刻

津川地区平堀地蔵尊の本尊として安置されている。南北朝時代以前の作とされ、桂材。座高135cm。農業や子育てにご利益があるとして、地元では厚く信仰され「延命地蔵様」と呼ばれ親しまれている。


木造金剛力士立像  県指定有形文化財 彫刻

西山日光寺の山門に安置されている阿形・吽形一対の仁王像。明治までは羽黒山神社にあった。両像とも全体に動きがさほど激しくなく、衣の彫りも穏やかで形式・表現ともに鎌倉時代の仁王像の中でも珍しい。



高徳寺の鰐口  県指定有形文化財 工芸品

鰐口とは神社仏閣の正面の軒につるされ、参詣者が縄でたたいて鳴らす金属製の音具。高徳寺の鰐口は総径37.1cmの鋳銅製で、現在は本堂内に安置されている。南北朝期の康永4年(1345年)の作。


小出和紙  県指定有形文化財 工芸技術

文献では天正18年(1590年)にまで遡るという、伝統的な手漉き和紙。100%地元産の楮(こうぞ)を使い、みざらしという太陽の光だけで漂白する。紙質は強靭で長期保存に適し大変趣がある。



ショウキ祭り  県指定建造物

ショウキ(鍾馗様)祭りは、阿賀町で毎年早春に行われている伝統行事。五穀豊穣、家内安全、無病息災、子孫繁栄、厄除け、厄払いなどを願い、男性器を誇張した大きな鍾馗様のわら人形を作り祀る。


津川城跡  県指定史跡

津川城は、阿賀野川と常浪川の合流部に半島状に突き出た山稜の先端部に築かれた。建長4年(1252年)会津守護芦名氏が会津領の西端防備のために築かせた。寛永4年(1627年)廃城となった。



キリン山の植物群落  県指定天然記念物

海抜195m、森林面積60ha余りの麒麟山は植物の宝庫としても知られ、千余種とも推測される植物が生育する。山頂附近に針葉樹、中腹以下には落葉広葉樹、常緑樹、ユキツバキなどの草木類も豊富。


八坂神社社叢  県指定天然記念物

3haに及ぶ範囲にブナ・ケヤキ・トチ・ナラなどの原生林が広がる。アサダの樹の群落やアカシダ・オオバボダイジュ・アカメイタヤなどを交えた落葉広葉樹林が小地域で林分を形成するのは特異。